テクノロジーが未来に価値をもたらし、人が社会に価値を生み出す

**アルバック(ULVAC)**は、未来に向けた先進技術を生み出すことだけを目指しているのではありません。

私たちは、技術を通じて人々や社会に貢献し、より良い未来を創り出すことも大切な使命の一つだと考えています。

アルバック・グループは、これまでの歩みの中で、技術革新と社会・地域への責任を常に両立させてきました。

アルバックの真空技術ソリューションは、世界各国のさまざまな産業の発展を支えています。しかし、企業が目指す価値は、製品や技術的な成果だけにあるものではありません。

地域社会とともに歩み、困難な状況にある人々に寄り添い、支え合いながら、持続可能な社会の実現に貢献することも、企業にとって大切な価値だと考えています。

この精神は、**アルバック・ベトナム(ULVAC VIETNAM)**にも受け継がれ、ベトナムでの事業活動における大切な考え方となっています。

私たちは、真に持続可能な企業とは、技術や事業活動を通じて価値を創造するだけでなく、自らが活動する地域社会に対して責任を持ち、社会とともに成長していく企業であると考えています。

ティエンフォン寺――さまざまな境遇の人々が温かい家を見つける場所

Chùa Thiên Hương

2026年8月14日、**アルバック・ベトナム(ULVAC VIETNAM)は、ベトナム・フンイエン省にあるティエンフォン寺(Chùa Thiên Hương)**を訪問し、社会貢献活動を行いました。

寺院と呼ばれる場所の中には、ここで暮らす子どもたちにとって、単なる「寺」ではなく、「家」そのものとなっている場所があります。

フンイエン省ミーハオ市ズオンザー地区に位置するティエンフォン寺は、さまざまな事情により十分な家庭環境を持つことができなかった人々にとって、大切な心のよりどころとなっています。

そこには、生まれて間もなく親に捨てられ、親の温もりを知らずに育った子どもたちがいます。

幼い頃に大切な家族を失った子どもたち。

一人で生活の重荷を背負うシングルマザー。

そして、晩年になっても頼れる人がおらず、支えを必要としている高齢者もいます。

この温かな場所の物語は、ある一人の赤ちゃんが寺院の前に置き去りにされたことから始まりました。

2017年、ティエンフォン寺のダイ・ドゥック・ティック・グエン・ビン師(Đại đức Thích Nguyên Bình)は、その赤ちゃんを引き取りました。

その後、さらに別の子どもたちが寺院に迎え入れられるようになり、一人の子どもから始まった小さな取り組みは、少しずつ一つの「家」へと成長していきました。

そして現在では、40人以上の恵まれない子どもたちをはじめ、シングルマザーや身寄りのない高齢者など、多くの人々を支える場所となっています。

chùa thiên hương

ティエンフォン寺で暮らし、成長する孤児や遺棄された子どもたち

ティエンフォン寺の物語が多くの人の心を打つ理由は、ここで何人の人が支援を受けているかということだけではありません。

本来、修行のための場所である寺院が、帰る場所を持たない人々にとっての温かな「家」になっていること。

そこに大きな意味があります。

ここで子どもたちが必要としているのは、食事や衣服、眠る場所だけではありません。

健やかに成長すること。

学校へ通うこと。

病気になったときに心配してくれる人がいること。

悲しいときにそばにいてくれる人がいること。

そして何より、

「自分は愛されている」と感じられること。

40人以上の子どもたちを支えるこの場所の背景には、決して簡単ではない日々の努力があります。

毎日の食事、衣服、教育、医療、そして子どもたちが成長するために必要なさまざまな費用。

一見すると当たり前に思える一つひとつの支えが、実はとても大きな意味を持っています。

それは、

家庭の愛情や温もりに恵まれなかった子どもたちが、他の子どもたちと同じように、健やかで穏やかな子ども時代を過ごす機会を与えることです。

孤児や遺棄された子どもたちを温かく見守るティック・グエン・ビン師

だからこそ、ティエンフォン寺は、困難な境遇にある人々を守る場所であるだけではありません。

ここは私たちに、次のことを教えてくれる場所でもあります。

「家」とは、壁や屋根だけでつくられるものではなく、互いを思いやり、愛し、そばに居続けようとする人々によってつくられるものなのだ、と。

そして、この場所で最も心を動かされるのは、その愛が決して一人の人だけで終わらないことです。

寺院の方々、子どもたちの生活を支える人々、ボランティア、支援者、そして偶然この場所の物語を知った人々。

一人ひとりが少しずつ力を寄せることで、子どもたちはもう一日学校へ通うことができ、もう一度温かく十分な食事をとることができ、特別な日に贈り物を受け取ることができます。

そして何より、

「人生にはまだたくさんの優しさがある」と信じる理由を、もう一つ増やすことができるのです。

一度の訪問――小さな行動が生み出す大きな価値

ティエンフォン寺を訪れたアルバック・ベトナムのメンバーは、物資や贈り物だけではなく、心からの思いやりと温かい気持ちを届けました。

今回の社会貢献活動では、子どもたちや寺院で支援を受けている方々との交流や訪問を行い、心を込めた贈り物や生活用品をお渡ししました。

これらの贈り物だけで、一人ひとりの人生を大きく変えることはできないかもしれません。

しかし、アルバック・ベトナムは、一つひとつの思いやりには必ず意味があると信じています。

一つの贈り物が、一日の喜びをもたらすことがあります。

一言の声かけが、「自分は大切にされている」と感じるきっかけになることもあります。

そして、多くの人が少しずつ力を合わせることで、一つの支援施設がその大切な活動を続けていく力になります。

それこそが、今回の活動を通じてアルバック・ベトナムが伝えたい価値です。

ベトナムにおけるアルバックの企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility – CSR)の精神を受け継ぐ

アルバック・グループの一員として、アルバック・ベトナムは、企業の成長が地域社会や社会全体の発展と深く結びついていることを常に認識しています。

先進的な真空技術がアルバックから産業の発展に貢献する方法だとすれば、社会貢献活動は、私たちが人々や社会に対する責任を示す一つの方法です。

だからこそ、アルバック・ベトナムは、事業成果だけを追求するのではなく、長期的な価値を創出し、持続可能な社会の実現に貢献できる企業を目指しています。

2026年8月14日にティエンフォン寺で実施した今回の社会貢献活動も、その理念を具体的な行動として示す取り組みの一つです。

私たちは、企業の社会的責任は、必ずしも大規模な活動から始まる必要はないと考えています。

時には、

助けを必要としている人に気づき、時間をかけて話に耳を傾け、そして自分から手を差し伸べること。

それだけで十分なのかもしれません。

ともに、より良い未来を創造する

アルバック・ベトナムは、すべての企業が社会の中で、それぞれの役割と責任を担っていると考えています。

アルバックにとって、それは先進技術の研究・開発と提供を通じてさまざまな産業の発展を支え、人々のより豊かな暮らしに貢献することです。

そしてアルバック・ベトナムにとっては、その精神をベトナムの地域社会にも広げ、具体的な行動を通じて、社会に前向きな価値を生み出していくことでもあります。

今回のティエンフォン寺への訪問は短い時間でしたが、アルバック・ベトナムにとって多くの感動を与えてくれる貴重な経験となりました。

そして、これからも大切に守り、伝えていきたい価値を改めて感じる機会となりました。

私たちは、こう信じています。

テクノロジーは未来を創ることができます。しかし、人と人との思いやりと支え合いがあってこそ、その未来はより良いものになるのです。

アルバック・ベトナムはこれからも地域社会とともに歩み、アルバック・グループの社会的責任に対する精神を受け継ぎながら、ベトナムでより多くの前向きで温かな価値を広げていきます。

ULVAC VIETNAM